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ナルト ネタバレ 625 確定「譲られない想い」 [未確定ネタバレ]

ナルトのネタバレ625話です。
画バレや全連載はまだありません。


625 譲られない想い

倒れているマダラを囲む千手

1 扉間よ。そして皆の衆。頼みがある
2 ?
1 マダラと二人きりにしてくれ…
千手 二人きりだなんて…それは危険です!もし柱間様に何かあったら…
1 こいつはもう戦えない。だから頼む。
2 (兄者…)わかった。皆、いったん引くぞ。だが一応、周囲には陣を作っておけ
1 すまない

千手一族退散
二人きりになる
マダラ いいのか?俺は貴様を不意打ちで殺すかもしれないぜ
1 いや、それならさっき話してるときにしたはずだマダラ お見通しか
1 マダラ、本当に俺たちは戻れないのか?今同盟を結べばきっと立派な里ができるはずだ
マダラ 言ったはずだ。そんな戯言…もう俺はお前を殺した。友ではない。それに俺はうちはの長だ。この戦争で亡くなった皆に示しがつかない。
1 友も一族の長もそんなの関係ない!俺たちは、忍だがその前に一人の人間だ!過去よりも未来を見れないのか!
マダラ ふ…お前らしい屁理屈だな。
マダラ柱間を見る
目にはわずかに涙らしき影
マダラ もう手遅れなんだよ…
マダラ 柱間、貴様なら俺と違い立派な里を作ることができるだろう。
マダラの体から血が吹き出してくる
マダラ 俺が言う筋合いはないが…うちはの者を頼んだぞ
1 !自殺する気か!!よせ!くそ!!
1 柱間の顔アップ 何かをした模様

陣をはっている千手一族
柱間の姿が遠くから見える
忍 柱間様!
皆の前に戻ってくる柱間
2 マダラは?
1 …
1 死んだよ。もう争いは終わった
2 そうか…
1 さて、これから忙しくなるぞ
2 …(妙に明るいな。何か隠してるな)
2 兄者…本当にマダラは…
問い詰めようとしたところに千手の忍が集まり大歓声
忍 勝ったぞー!柱間様ー!!
ワアアアア
2 …


現世
1 こうしてうちはマダラは死んだ。表向きはな
サスケ ?
2 やはり…ずっと聞けなかったが…そういうことだったか

1 マダラはずっと生きていた。いや、生かしてた。4 まさかあなたの細胞を…?
1 ああ。私の木遁チャクラは生命の源にもなる…自殺したマダラが息絶える寸前、私のチャクラを分け与えた
1 マダラは地下深くに幽閉した。まとまりはじめた里に余計な混乱を与えたくなかった。
2 なぜマダラはでてこなかったんだ?
1 マダラに里の繁栄と平和を見せ認めさせたかった。だからその時までマダラは出さないことにした。
4 里はできた。だけど、次は里同士の戦争が起きた
1 そうだ。我らと同じ考えを持つものが他の里にもいた。雲、砂…様々な大きな里ができた。そして今度は里同士の争いが起きた
3 いつの世も戦争か…
1 私はマダラを出すことはできなかった。マダラもそんな世の中に出ることを拒み続けた。マダラは何年も地下で生き続けた
大蛇丸 そしてオビトと出会ったわけね
3 オビト?死んだはずじゃないのか
大蛇丸 オビトは今マダラと共闘しているわ
4 オビトが…まさか…
1 うちはの生き残りよ。お前がどう感じ、どうとらえるかは自由だ。
サスケ …
1 今も戦争は続いているようだ。だが形はどうであれ皆平和を望んでいた。そして仲間を守ろうとしていた
2 お前にも仲間がいるだろう。迷いは消えないかもしれない。だが動かなければ何も起きない。
4 答えはここにはないようだね
3 サスケよ。行くしかないじゃろう
サスケ眼をつむる
サスケ 俺を…戦場に連れていってくれ。
水月 (えー!)
サスケ マダラとオビトをこの目で見たい…そして…(ナルトの顔)
4 …
3 ミナトよ。戦場の場所にお主のクナイは残ってるか?
4 はい。感知できます。1 すぐその場所まで行けるのか?
4 皆私に捕まってください
印を結ぶ

戦場場面
激しい戦いが続いている
オビト あきらめの悪い奴等だな。
ナルト ったりめーだ!俺たちをなめんじゃねえ!!
オビト 奥の手を使うか…オビト口寄せらしき
ボンボンボン

一同驚く
シカマル ち、どうりで全て出てこなかったわけだ…。

まだ穢土転生で呼ばれていなかった歴代影達が続々現れる(水影、雷影、風影、土影)
ヒアシ ここにきてこいつらか…
マダラ 言っておくがこいつらは貴様らが封印した歴代影達より強いぞ
ナルト くそ…!

その時砂が吹き荒れる
ブオオオ
オビト !
ナルト あ!
マダラ また殺されにきたか…

砂に乗り我愛羅、オオノキ、水影、雷影、大和現れる
忍達歓喜
水影様!雷影様!砂影様!風影様!
ワアアアアアア!!
オオノキ まだ諦めるには早いぜよ
雷影 わしはまだ死なぬ
水影 皆が戦っているのに私達が休むわけにはいかないわ
風影 救われた命、大切に使わせてもらう
大和 これでようやく戦える

カカシ (火影様がいない…?)
マダラ 忍達の士気があがったな
オビト しつこいやつらだ。こちらも全て出すしかないようだな。徹底的に潰すまでだ

オビト口寄せ
ボボボン

カカシ !!!
はたけサクモ現れる
もう一人の影
ナルト え…?なんで…
自来也現れる
自来也 …ナルト…すまぬのぉ
オビト カカシとナルト…お前らの絶望した顔が楽しみだな

その時ボンと音がなる

マダラ !!
ナルト あ…あ…(涙顔)

サスケ、大蛇丸、1、2、3、4 +水月重吾
ババババン!!

シカマル どうなるんだよここは…化け物達のバーゲンセールかよ…
4 ナルト!助けにきたよ!
ドン!!


里の歴史、忍の想い、全てを決する最後の戦いがここはじまる―

ナルト ネタバレ 625 確定 画バレ 英語終わりです。


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ナルト(NARUTO) 623話の確定ネタバレ情報など [ナルト雑記]

NARUTO(ナルト)の623話の確定ネタバレの予想です。

ナルトの623話の確定ネタバレが来るのは、3月6日です。
画バレが来るのは海外画バレサイトです。

622話の全連載はすでに解禁済みです。
明日はジャンプ発売日ですので、感想も数多く出てくると思います。

確定ネタバレは画像と共に出てきます。


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ナルト(NARUTO) 確定ネタバレ 622話「向こう側へ」 [確定ネタバレ]

622話ナルト(NARUTO)「向こう側へ」の確定ネタバレ

622話NARUTO「向こう側へ」




マダラ 「お前が何者かって聞いている!」



私の名は柱間。
私の本名は言うことはできない。



マダラ 「柱間・・・」







見ておけ!今回はしっかりやってやる!


-柱間の後ろでポーッと眺めているマダラ-


このドアホめが!
私の後ろに意味もなくつったっているから集中力が途切れてしまっただろ!
私は慎重だから、誰かが私の背後に立っているだけで小便もできないんだ!!!



マダラ 「悪かった・・・」



ふーむ、そんなに落ち込まなくてもいいんだ・・・
さっきは態度が悪くてすまなかった



マダラ 「・・・お前が良い奴なのか悪いやつなのか全くわからないし!」



ハハハハー!!
だが、私は石をまたぐことではお前以上だということがわかっただろ!
次からはその石じゃなくお前を利用してやるからな!



マダラ「ごめん・・・」



マダラ「別に君を怒らせたかったわけじゃないんだよ・・・
川に行ってもう一度よく考えるよ・・・
そういうことだから」



柱間 「お前が馬鹿野郎だということにお前は気がついていたのか?」



マダラ 「僕なんか死んだほうがいいんだ・・・」



柱間 「もう我慢できねえ!どっかいけ!」



わかった、じゃあ・・・



柱間 「いいや、ちょっと待て!」



マダラ 「え・・・だって、そうした方がいいんでしょ?」


柱間 「・・・」


マダラ 「もう・・・はっきりしてくれよ!」



お前は・・・ しのびか?



この場所はもうまもなく戦争になる。
家に帰りな。



そういうことで・・・



またな・・・



俺はマダラ。
見知らぬものに名を明かしてほしいな・・・



それはしのびのルールの一つだ。



やはり思ったとおりお前はしのびのようだしな。



俺たちは全く別の性格の持ち主だった、
だがなぜかその時すごく身近に感じられたのだった・・・



そしてなぜ彼がこの川にやってきたのかもわかっていたのかもしれない。







かわらま・・・



ひっく・・・



しのびに泣き事は無用!
奴らは戦いで死ぬ定めなのだ!



死体の一つが回収されたことに感謝するべきだ!
今回は敵は羽衣だけじゃないんだ、
うちはだっている。
やつらは本当の殺人鬼なんだ!
かわらまは7人いた!
どれだけこの戦いは長引くの?



俺たちの敵が一人もいなくなるまでだ。
戦争もなく世界中を旅するのは簡単じゃないぞ!



そして罪ない子供たちも戦争に巻き込むつもりなのか・・・!?



ぐっ!!



お前にかわらまを侮辱する資格はない!!
彼は戦って死んだ立派なしのびだったんだ!
彼は子供じゃない!!



はしらま兄ちゃん大丈夫なのか?



僕達の父に抵抗すればどうなるのか知っているだろう・・・



いたま、とびらま・・・



お前たちに無駄死にをさせたくないんだ・・・!



なぜ千手は愛されているといえるのだ!?
立派なしのびとは何なんだ!?



それはただ大人たちが子供に群がって死に追いやっているだけだ!!
それと同じことを僕達はうちわにもしているんだ!!



それは対戦相手に敬意を示すためだ。
それはガキ臭いかもしれない、
だが奴らが武器を持っている限り奴らは敵なのだ。



そして君の子供たちを立派なしのびにすることは・・・
君がその子達を好きだということなのだ!



立派なしのびになるために死ななくちゃならないのかよ!?



お前は自分の名を言うことができないのはそれが危険なことだからだ!
お前はどこから始まったのかもわからない殺し合いをしているだけなんだ!



この世界のしのびは完全に間違っている!!



お前のようなやつらがガキだといっている!!



父さん・・・
今日僕の弟は落ち込んでいるだけなんだ。
許してやってくれ・・・



落ち着け、はしらま。



大人たちってバカだよな。



もし奴らが戦って終わらせたいのなら・・
敵と契約をすればいいのに。



それでお前の仲間の無念は晴れるのか!?



だが殺されたお前の親はどうなるんだ?



いつまでもそんな話をしているとお前も死ぬことになるぞ。



君と大人たちはそのことで熱くなりすぎている。
しのびはもっと冷静にならないといけない・・・



ルールを作って、従って行動し無意味な戦いは避けていくんだ。



そんなことができるのかな・・



確かな契約をして同盟を組むなんて・・・



ん?確かな契約?



交戦中の状態の時代では・・・
市民としのびの平均寿命は30歳だった・・



どよーん・・







いたま!!



沢山の子供たちが死んでいた・・・



やあ・・久しぶりだな・・



えっと・・



はしらま。



なんだ、もう意気消沈しちまったのか?



何かあったのか?



僕は元気さ!



嘘だな・・
そのことを話してくれないか。



何でもないよ・・・



いいからそういえよ・・



いいや・・・本当に何でもないよ・・・



お前はそのことをかなり引きずっているみたいだが・・
話を聞くと言ったじゃないか・・・・



だけど本当に何でもないよ・・・・



何でもないよ・・・・



話してくれ!!!



僕の弟が死んじゃったんだ・・・







僕がここにいるのはそれが理由なんだ・・



この川を見ているとこんなもやもやした気持ちを全部水に流してくれるような気がするんだ・・・



まだらと言ったか?



お前もそうじゃないのかと思っていたんだ。



君にも・・兄弟がいるの?



4人兄弟なんだ・・・



まあ居たって感じだな・・・







俺たちはしのびだ。
いつ死ぬかなんてわからないさ。



死なない方法が一つあるならば・・・



お前の敵にお前が考えていることの全てを示し何も隠さないことだ・・



そして奴らと同盟を結ぶことだ。



だけどそんなこと不可能だよ・・・



なぜなら、心の底では何を考えているのかなんて知りようもないじゃないか・・



たとえ奴らが怒り狂っていてもわからない・・・



お互いの本音を示すことなんて不可能だよね?



知らねえ・・・



だが俺はいつも希望を持ってここにくるんだ・・



それが唯一の方法だよ。



今回は・・・
やっと一つだけ見えた気がするのさ。
お前だけじゃない・・



だが俺は死と隣り合わせでもある。


ナルト623話ネタバレへ続く。


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それにしても回想が長いなー。
後1話、いや2話はこの回想で使うなw
まあナルトのストーリーの大事なところなんだろうけどw

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ナルト海外人気の秘密 [ナルト雑記]

"ナルトは日本での人気もさることながら、海外でもその人気は高い。
元々の土壌として、ジャパニメーション、ジャパンマンガと呼ばれるように、
日本の漫画やアニメのクオリティの高さ、奥深さは老若男女問わず海外の人々から定評がある。

そこで、ナルトが飛び抜けて人気がある理由は、やはり「忍者」という設定であろう。
「サムライ」「ニンジャ」「カタナ」と言われるものは、
日本人からすると昔の話だよ、と言いたくなるほど、
外国人は日本の歴史文化の中でも興味を示すのです。

ナルトは忍者という設定であるが、本来の忍者とは違う。
ベースが忍者だということで、話を読むと案外現代風の文化も取り入れられている。
そこがおもしろさの秘訣でもあるが、外国人はただでさえ憧れや興味がある忍者が、
様々な不思議な忍術を使って敵を倒していくというストーリーに、
日本文化のオリジナリティや雰囲気を感じるのだろう。

海外のジャパンエキスポなどのニュースを見ると、
ナルトのコスプレイヤーはとても多い。
ただでさえオシャレなイメージを持たれてれている日本のデザインによる忍者衣装は、
一度は着てみたい憧れの衣装になるのだろう。

ナルトの連載ももうかなり長いものとなっているが、
他の人気漫画とはまた違う確固たるポジションを確保している。
これからの世界への漫画文化の牽引役としてナルトは大きな期待ができる作品であると言える。



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ナルトが出会った人たち【ナルトネタバレ】 [ナルト雑記]

"当初の火影になるという目標よりも、今はサスケのことを思う気持ちの方が強いですよね。
サクラの為にサスケとも仲良くというところが強かったのに、いつのまにか自分の気持ちで
サスケを友人だと思うようになり、親友だとまで考えるようになりました。
友人のいなかったナルトだからこそ、友人というものを持つようになったことで
その大切さを知り、人を思う気持ちが増してきたのだろうと考えます。

また、年上の人とも出会ったことで、早くに亡くした両親のように
接してもらえたのだと思います。カカシに自来也、綱手などの大人と出会い、
指導してくれることで、さらなる人間らしさを身につけられるように
導いてくれたのだと思っています。

友人たちが、ナルトの心を和らげてくれ、大人たちが導くことで
ナルトの成長を助けてくれたのだと思っています。
また、周囲の人間はナルトと出会ったことで、心というものを知り
1つになれる想いを持てるようになってきたのだと考えています。

でも、サスケだけはその想いを理解していたようでいながら
ライバルらしい生き方を選んでしまいました。
サスケの固い意思で支配されてしまった心も和らげることができればと
願いつつ、ナルトならば絶対にやってくれると信じています。
ナルトは、そういう強さや安心感も与えてくれる作品になっています。"


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ナルト(NARUTO) 確定ネタバレ 621話「柱間とマダラ」 [確定ネタバレ]

621話ナルト(NARUTO)「柱間とマダラ」の確定ネタバレ

621話NARUTO「柱間とマダラ」




―全てはこの戦いから始まる―。




前回に引き続いて、柱間とマダラの激しい戦いが繰り広げられる。

武器を使う生易しい物ではない、忍術を使いお互いの凄まじさが物語れる。

木神の手が尾獣玉を捕らえ須佐能乎にぶつける。途端に地形が変化するまでの爆発と爆風が起こる。

舞い上がる砂埃の中から現れたのは、九尾の狐とも思える怪物が出現するが、

以前の九尾の狐とは容姿が違う。しかし、マダラは怪物の額に乗っかっている。




マダラ「木遁 豪美の術か・・化け物と戦うための術か・・」




木神の顔が二つに割れ、中から柱間が現れる。どうやら爆風などを木神の中で防げたようだ。




柱間「何っ!」




目の前に現れる怪物に一瞬驚きを見せるが、瞬く間に余裕を見せる。

怪物がどのようなものなのか理解したらしい。




柱間(九尾の狐にまるで鎧のように須佐能乎を纏わせたか・・ふふ、考えるな、マダラ)




寧ろ感心している柱間に、九尾の狐が手に持つ須佐能乎の刀が容赦なく振り下ろされる。

印を結び地から這い出る大きな木遁の手で刀を受け止めた。




柱間「刀を持っていても、お前のやる事などわかっているぞ!」

  ―木遁 補体の術!―

マダラ「・・・・!」




更に印を結び五つの手が九尾の狐の囲むように地面から這い出て来る。

そして、捉えるような形で覆っていく。

しかし九尾の狐が持っている刀がそれを防ぐ。巨大な木遁の手と共に後ろにそびえる山までも切り裂く。

その勢いで再び土煙と岩の瓦礫が飛び交う。柱間も例外なく宙に浮いてしまっている。




柱間「うぐ・・」




宙に舞う瓦礫を足場に飛び交う柱間は一つ思いつく。




柱間「ふむ!」

  ―このままではこの辺一帯が破壊尽くされてしまう・・海岸沿いに移動しなければ・・―

マダラ「絶対に逃がさんぞ!!」




九尾の狐を従え、額に乗ったまま柱間を追うマダラ。

海岸に近づくと同時に追い詰められる柱間を目掛けて、九尾の狐は尾獣玉を練る。




マダラ「逃げ回る事しか能がないのか!柱間!」




尾獣玉に須佐能乎の持つ刀を突き刺し、刀を手元から切り離しまるで手裏剣のように投げつけた。




柱間「!」

マダラ「これでさっきのようには行かないぞ!さあ、どうする!」




逃げるのを止め、地面に足を着く。そして右手の親指を齧り地面に掌を押し付けた。

途端口寄せの術式が広がる。




柱間―口寄せ 五重羅生門!!―




ゴツゴツとした鬼の顔が門になっている羅生門が五つ重なって聳え立つ。




柱間―これで・・―

マダラ―軌道をかえやがったのか・・―




尾獣玉より大きく厚く見えるが羅生門と言う壁がドミノのように崩れ柱間に向かう尾獣玉は

上へとそれ、背後に広がる海へとぶつかる。それでも勢いは薄まらず対岸の山へ激突し、ようやくとまった。




柱間「向こう岸まで届くとはな・・」

マダラ「柱間・・最後に戦ってからずいぶん経つな・・どうだ、俺は成長しただろう?」




後ろを向いていた柱間はマダラの方に向き直り、両手を合わせチャクラを練る体制へと変わる。

そして、術は発動しないものの、マダラを睨みつけ問いかける。




柱間「貴様は今まで積み上げてきたものを、我々の努力を全て壊すつもりなのか?

  我々の戦いでもたらすものは何も無いぞ!里や忍が傷ついてしまうだけだ!

  お前の弟や同胞に対する侮辱にも値するんだぞ!」

マダラ「よくも・・そんな事を・・」

柱間「お前を、殺したくはない・・!」

マダラ「つまり、殺そうと思えば殺せると・・それほどの自信があるというのか・・?」

柱間「違う!我々は親友だと思っているからだ!」

マダラ「俺は・・すでに頂点にいる・・!」




九尾の狐が大きく雄たけびを上げる。その様子は相手が攻撃をやめる事は無いという宣言のようなものに見える。




柱間「仕方がない・・」




目を閉じて、合わせた手で練り上げたチャクラによって、柱間の顔には特徴的な紋様が浮かんで来る。




柱間―仙法・・木遁・・真数千手!!―




柱間が仙人モードとなり術によって現れたのは巨大な千手観音像。

九尾の狐との大きさの差はまるで赤子と大人のようだ。




柱間「いくぞマダラ!!」

マダラ「来い!柱間!」




二人の勢いはもう止めることは出来ない。




++幼い日の回想++

川辺に一人の少年が水切りをしている。

バシャっと強く水面に石がたたきつけられたり、

二回ほど水切りは成功するもののやはり川の中に石が沈んでいく。




マダラ「次は絶対に向こう岸にまで届かせてやる・・」




川を横断する前に沈んでしまう事がかなり悔しい様子のマダラ。

再び持った小石を握り呟いていたその隣で別の少年が石を投げ、水切りをする。

何度も何度も水を切っては、あっさりと向こう岸へと石がたどり着いた。




マダラ「・・・・」




その様子をみて、ふてくされたような顔で投げた少年の顔を見る。




柱間「もう少し上を狙って投げたほうがいいよ・・それがうまく投げるコツさ!」

マダラ「・・んな事知ってるよ!真剣にやればできるし!・・って言うか、お前誰だよ!」

柱間「取敢えずは水切りのライバルと名乗っておこう・・でも俺の石は向こう岸まで行っちゃったけどね」



―それが、マダラとの初めて逢った瞬間だった―

ナルト622話へ続く。


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ナルト(NARUTO) 確定ネタバレ 620話「千手柱間」 [確定ネタバレ]

620話ナルト(NARUTO)「千手柱間」ネタバレ




前回のサスケの問い「忍びとは何だ?里とは何だ?」

その答えを目を瞑り、考え込む。




柱間「・・・・・・。里とは、忍とは何か・・か?」




簡単に答えられるものではないのだろう。

沈黙の後に質問を繰り返し唱えるように柱間はつぶやく。

その表情に見かねて、サスケは答えやすいようになのだろうか口を開いた。




サスケ「うちはイタチ・・俺の兄は木の葉の里に利用された。

    それでも尚里を思い、自分の命を掛けて里を守った・・

    木の葉の忍である事を誇りに思いながら死んでいった」




初代火影を初め、他の三人の火影もその話に聞き入る。

いつの間にか、サスケが話しの中心になっていた。




サスケ「同胞殺しに、自身も里の為に命を落とした。これは一体どういうことなんだ?

    そして、そんな状況を作り上げた忍びとは、里とはなんなんだ?」




サスケの目には万華鏡写輪眼が浮かび上がる。

睨むように、この瞳の意味を問うかのように柱間をにらみつけた。




サスケ「俺はあんたの口から直接聞きたい・・それから決めようと思う・・

    木の葉を潰すかどうかをな」




万華鏡写輪眼を通常の瞳に戻し、黙る柱間とサスケ。

そんな中、サスケは大蛇丸と以前交わした会話を思い出す。




-回想-

サスケ「大蛇丸・・」

大蛇丸「何かしら?」

サスケ「お前が木の葉崩しを仕掛けた理由はただの出来心と言っていたな・・

    その時は何も疑いもしなかったが、今になってそれは真実でない事がわかる・・

    本当の理由は、何だ?」

大蛇丸「・・・・・」




サスケの問いに沈黙する大蛇丸。

-終わり-




大蛇丸に聞いても解らなかったのだろう。答えなかったのだろう。

だから、サスケは火影に真実を問うのだろう。

そこに、柱間ではない弟の扉間が口を開く。




扉間「木の葉を潰すだと!やはりお前もうちはの亡霊にとり付かれているようだな、クソガキ・・

   里に少しでも手を出してみろ・・」




腕を組んだまま、眼力とでも言うのだろうか、鋭い怒りはサスケ達を圧倒する。




サスケ・水月・重悟「!!」




扉間が組んでいる腕で左の人差し指をピクと動かした。




ミナト「!!」

ヒルゼン「二代目!!」




チャクラが練り上げられる感覚が伝わったのだろう、ミナトもヒルゼンも脅威を感じている。

そして自分に向けられた怒りに対し、やむを得ないといった覚悟を持ち、戦闘態勢に入るサスケ。




柱間「扉間・・」




ギンっと辺りが扉間の空気ではなく、柱間に変わった。

眼光ひとつで床の木材がはがれだし、壁にはピシピシと亀裂が入っていく。




扉間「・・・」




扉間と柱間の間に緊張が走る。

やっと動けると思ったのか、重悟がサスケを守るように前に出る。




水月―な・・シャレにならないぞ・・こいつら―




大蛇丸は穢土転生の術者として制御する覚悟で印を結んでいる。




柱間「指を下ろせ・・」

扉間「・・・・」




逆らえないと知り、怒りと共に上げた人差し指を下げる。

前回の話とは逆の立場だ。扉間の顔に汗が滲んでいる。




扉間「そ、そんなに怒るなよ・・兄者」

柱間「ガハハハハ!すまん、すまんな!」




場の空気がみるみるうちに和んでいく、サスケや重悟、大蛇丸はまだ油断ならないという表情をしている。

先ほどの威圧で天井から振る欠片にミナトが驚く。

立場が悪いと言う感じで拗ねる扉間。




ミナト「わぁ・・凄いですね・・」

ヒルゼン(変わりませんなぁ・・柱間様は・・)

扉間「ふん・・」




おさまった緊迫とした雰囲気に柱間は余裕の笑みを浮かべ口を開いた。




柱間「まぁ、なんだ。ずいぶんと偉大な兄だったみたいだな、サスケ

   俺なんかよりも優れた忍びじゃないか

   里について話すか・・長くなるが、構わんなら話すぞ」

大蛇丸「出来れば、彼の知りたい事だけに絞ってくれないかしら、あまり時間がないのよ」

ヒルゼン「時間がないとは・・?」

大蛇丸「今は戦争の真っ只中なの・・うちはマダラが復活し世界中の忍を滅ぼそうとしてるわ」

四人の火影たち「!!」




マダラと戦争の言葉に衝撃が走る火影たち。




柱間「またしても戦争か・・」




頭を抱える柱間の横でミナトは一人あるチャクラに気付く。




ミナト(これは・・)

扉間「確かに強いチャクラがやけに感じる・・二時の方角か・・」




そう言うと扉間は二時の方向に向かっていき、壁の目の前で止まる。




ミナト(これは・・ナルトと九尾のチャクラ・・という事はやり遂げたんだな、ナルト・・!!

    そしてまさに今、一緒に戦っているのか・・!)

扉間「ふむ・・嘘ではなさそうだ。間違いなくマダラのチャクラを感じる!」

ヒルゼン「我々もすぐに向かいましょう!」

大蛇丸「あなた達は私の術の下にある。勝手な行動は出来ないわ

    どうしてもと言うなら、話が終わってからにしてちょうだい」

ヒルゼン「話などしている暇があるか!マダラが復活していると言う事がどれだけ深刻な事態かわかっているのか!」

大蛇丸「私は今、この少年の味方なのよ・・かれ次第では、あなた達を操って木の葉を潰すことだって出来る・・今すぐにでもね」

サスケ「・・・・」

柱間「・・・・」

ヒルゼン「ふぬぅ・・!・・この術・・!!」




大蛇丸の術に掛かったのか、ヒルゼンは動けない状況に陥ったようだ。




扉間「大蛇丸・・一つ教えておいてやる・・

   術の再現度、完成度は以前のものよりも申し分ない・・だが、それがお前の命取りになるんだ

   我々はほぼ全盛期に近い姿、形を保って召喚された」




そう言うと手を壁に当て力をこめる。途端亀裂が術もなしに走っていく。




扉間「もはや、お前の穢土転生には縛られん、そもそもこの術は俺が開発したものだ・・

   兄者、こいつらは放っておけ、俺は先に行くぞ・・」




動き出す扉間を大蛇丸は術によって止める。




柱間「猿飛・・なかなか腕の立つ忍を育てたな・・」

扉間(くそ・・動けん・・)

大蛇丸「あら嬉しいわ・・忍の神に褒められるだなんて・・」

扉間「ぐぅ・・」

柱間「ガハハハハ!俺の細胞で術の効力を上げているのか!扉間、お前はずいぶん鈍ったな」

扉間(こいつ・・以前とは違うな・・身体はほぼ兄者の細胞で出来ているようだが・・)

柱間「さて、それじゃ・・」

大蛇丸(初代火影柱間・・やはりコイツは別格ね。私の支配を破るなんて・・警戒しなくては・・)




どうやら、扉間だけではなく柱間にも行動を抑える術を掛けたようだ。

しかし安易に破られて、何をされるかわからない状況になった。




柱間「安心しろ、大蛇丸。まずはその少年を縛る苦悩から開放してやらねばな

   話を聞いた後でうちはの少年はどう動くかはわからん・・

   だが、ここで彼を放っておけば、いつか間違いなくマダラの二の舞になるだろう

   もしそうなれば、例え戦争が終えたとて、我々の勝利に意味はなさん・・」

サスケ「・・・・・」

扉間「はぁ・・兄者の好きにすればいいさ」




扉間はついにふてくされたように兄の言うこと成すことに従うように言葉をつむぐ。

柱間はその場にあぐらをかき、目を閉じ話し始める。




柱間「さて、何から話すべきか・・

   そうだなぁ・・」




-柱間の回想-




月夜に浮かぶ二つの影、大きな巻物を背に背負い大きな刀を振るうのは千手柱間。

対するは大きな扇と大きな鎌を振るうのはうちはマダラ。

武器での戦いの反動で飛ぶ二人。

柱間は樹木を足場に、マダラは九尾の妖狐の額に着地する。




九尾「ぐるるるるるる」




写輪眼で操られた九尾は柱間へと攻撃を企てる。




柱間(木遁 木龍の術!)

九尾「がるぅうううあああああ!!」




柱間は木遁の術で樹を龍に変え、九尾に絡ませていく。

対する九尾は尾獣玉を口元に作り上げ柱間へと向かい放つ。

次の印を結ぶ柱間は余裕の笑みを浮かべている。




柱間(木遁 木神の術!)




次の木遁は樹が手の形をし、生出されその後に続いて顔や胴体を現していく。人型をした樹の神なのだろう。

手で尾獣玉を捕まえ、それをマダラの乗る九尾へと当てる。

しかし巨大な須佐能乎で防ぐマダラ。共に互角と言ってもいい戦いだ。




柱間―うちはと千手の話からはなじめなければならんな・・―

ナルト620話 確定ネタバレでした。

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ナルト(NARUTO) 確定ネタバレ 619話「悪に憑かれた一族」 [確定ネタバレ]

ナルト(NARUTO)の619話の確定ネタバレです。
画バレ全連載もきてます。


白ゼツを生贄として蘇った歴代、4人の火影たち。

水月「これが初代火影・・忍の神様と言われた、本物の柱間かぁ・・」

水月は初代火影を目の前に、その偉大さゆえに萎縮している様子。
その隣で、白ゼツを自分のものとし、大蛇丸の姿へと変貌していく。

柱間「・・・?」
扉間「また貴様かっ、大蛇丸!」
柱間「どういうことだ?」
ヒルゼン「我々を封印していた屍鬼封尽・・それをこやつが解除したのでしょう」
    「またしても穢土転生とは・・」
ミナト「屍鬼封尽を解除した・・?大蛇丸さん・・一体どうやって?」
大蛇丸「あなたは私を見下しすぎよ、ミナト」
   「元々この術はうずまき一族の封印術だった
    腕を失ってから史跡を巡ったり、血縁の途絶えた一族について調べ続けていたのよ」
ミナト「そして・・まず俺たちが穢土転生されたと・・」

柱間が隣の扉間、ヒルゼンの向こうにいるミナトに気がついた。

柱間「ん!?お前は誰だ?」
ヒルゼン「!」

ミナトは背を向け、羽織っているマントの後ろに画かれた文字を相手に見せた。

ミナト「四代目火影です」
柱間「ぉお!四代目だと!!」
水月「・・・・」

重悟、サスケ、水月は目の前で繰り広げられている出来事を観照している。
柱間は感心してミナトに近づき話を繰り広げる。

柱間「そうかそうか!と言う事は里は安定した状態を保っていると言う事か」
ミナト「ん~、里が安定しているのはなんとも言えないんですけど・・」
   「実は三代目よりも先に死んで封印されてしまったんですよ」
柱間「何!って事は三代目とは別々に封印されたって事か?」
ミナト「えぇ、また別件で事件がありまして・・」
柱間「それで、五代目は誰なんだ?」

話を火影たちで盛り上げているところに、大蛇丸が割って入ってくる。
今の火影が誰なのか、知っているのは歴代火影の中にはいない。

大蛇丸「あなたの孫娘の、綱手姫よ」

勢いのあった満面の笑顔に相反する超絶の落ち込みをする柱間。
どよぉーんと暗いオーラが包む。

柱間「つな・・本当なのか・・?」
  「それで里は無事なのか・・?」
ミナト「ええと・・ちょっと心配しすぎじゃぁ・・?」
柱間「いやぁ、初孫だったからな、甘やかせ過ぎたんだよな!」
  「博打まで覚えやがってまったく・・・ガハハハハ!」

柱間の脳裏を過ぎったのは小さい頃の綱手。どうやら小さい頃から綱手は博打好きだったらしい。
大声で笑っている柱間を目にして、予想と違う印象を受けた水月は内心思う。

水月(これが忍の神・・?ちょっと想像と違う・・ってか何この状況・・)

ここで扉間も口を開く。

扉間「再度の穢土転生・・容易くおれの術を使うとはな・・」
大蛇丸「そんなに大した事はないわよ・・」
   「まぁでも、この術は開発されるべきでは無かったわね・・」
扉間「!?」
大蛇丸「あなたの政治のやり方や開発した術にはいつもトラブルが付き纏う・・今回もそうだけど」
扉間「貴様・・再び木の葉への攻撃を目論んでいるのか?」
ヒルゼン「命を掛けてその腕を奪った筈・・しかしどうやって・・」
    「今回は師であるワシも呼び出して、木の葉への攻撃に利用するとは・・」
柱間「はぁ、いつの時代も戦争ばかりか」
  「それに確かにこの術には問題があるな・・扉間、だからあの時俺が言ったようにだな・・」
扉間「よしてくれ、今さら・・今はこの若造と話しをしている」
柱間「しかし・・」
扉間「いいから、黙っていてくれ!」
柱間「・・・・・・・」

弟の扉間に叱られ、再び強烈な落ち込みよう。
その様子を伺っていた水月は思う。

水月(忍の神・・・威厳もクソもねぇな・・)
大蛇丸は脱線しかけている事に気付き話を元に戻そうとする。
大蛇丸「誤解しないで・・今回の穢土転生は私の意志ではないの」
   「だからあなた達の意思も残したままでしょう?」
   「今回は彼の強い希望があって、あなた達を呼び出したの」
大蛇丸が紹介するようにサスケに手を向けた。
サスケ「俺の名はうちはサスケ、あんた達に聞きたいことがある」
ヒルゼン「・・・!サスケ・・・!?」
扉間「うちはか・・なるほど、天敵がこんなところに」
柱間「そんな言い方は止めろ!」
扉間「兄者はいつも甘すぎるんだ」
サスケ「俺の事はどうでもいい、何故イタチにあんな任務を下した?」
ヒルゼン「そうか・・知ってしまったのか・・」
サスケ「俺はイタチを殺した・・うちは一族のカタキを取るためにと」
ヒルゼン「・・・・・・」
サスケ「その後、トビやダンゾウに真実を聞き・・そして木の葉に復讐すると決めた」
   「だが、あんたの口から聞きたい。イタチに関しての全てをな」
ヒルゼン「そうか・・」
    「・・・・・・」

うちはに対して敵意を持っている扉間、しかし柱間はそれを否定するように扉間を叱る。
しかしサスケは動じない。イタチの全てが知りたいとヒルゼンに問いかける
表情は変わってはいないがお互い、緊張を張り巡らせているかのようだ。
少しの沈黙の後、ヒルゼンは口を開いた。

ヒルゼン「彼に同胞殺しを命じた後、ワシ等はイタチを反逆者として告発したのじゃ」
    「そして、単独監視任務として暁に忍び込ませた」
    「思えばイタチは小さな頃から他人が気付かないような古い教えや秘密に気付いていた」
    「それに、里の起源や忍に関する多くの事を知っておった。彼は非常に敏感だった」
    「だからこそ一族に固執せず、忍の将来を考えられた・・」
    「7歳の少年が、まるで火影のような意見をするんだ」
    「ワシ等は彼を信用して、なるべく孤立させるよう仕向けた。イタチもまたそれを任務として遂行した」
    「イタチは反逆を止めるために同胞を皆殺しにし、そして里を平和に導いたのじゃ。たった一人で」
    「そして、里を離れ暁を監視する単独スパイとなった。お前を守る事を条件にな」

イタチの真実を聞いて、思わず目をそらし表情を歪ませる。

サスケ「そうか・・あれは、本当の事だったのか・・」

ヒルゼンとの話に区切りがついた時、扉間が話しに割って入ってきた。

扉間「これは、うちはの呪われた宿命だろうな・・皆殺しとは知らなかったが」
  「話から察するに、反逆者まで結成していたと言う事か・・まぁいつかはそうなる事だろうと思っていた」
  「密かにマダラの意思を継ぐ反逆分子があちこちにいたからな」
サスケ「・・・・」
大蛇丸「でも、そういう状況を作り上げたのはあなた自身でしょう?」
   「うちは警務部隊をつくったところから事の流れは始まったのよ」
扉間「何だと?」
大蛇丸「犯罪を取締まる側はどうしても反感を買ってしまう場合がある」
   「それに、権威を持つ者はどうしても傲慢になりがちになる」
   「犯罪者を監視しやすい事を理由に刑務所の傍に警務部隊本部をおいたでしょう」
   「彼らを里の外に追いやったつもりでしょうけど、これだってマダラの崇拝者を生む原因のひとつになったのよ」
柱間「扉間!うちはを迫害するなとあれほど言っただろう!」
扉間「俺は良いと思ってやったまでだ。新たなマダラが誕生しても迅速に対処できるようにと警務部隊をつくった。兄者だってわかっているだろう、うちはは」
  「悪魔にとり付かれた一族だぞ!」

サスケの表情が怒りにも見える顔つきになる。

サスケ「・・・・」
大蛇丸「マダラに相当なトラウマがあるみたいね・・そんなに彼が恐ろしいの?」
扉間「貴様は・・マダラの何も知らない」
サスケ「二代目火影、あんたに聞く。うちは一族とは何だ?彼らは何を知っている?」
扉間「ふむ・・」

腕を組み、考えるようにおもむろに下を向き、話を開始すると同時に顔を上げ、サスケに言う。

扉間「千手一族とうちは一族は長い間争い続けてきた・・元々我らは敵同士だった」
サスケ「それは知っている・・『悪魔にとり付かれた一族』と言うのはどういう意味だ?」
柱間「・・・・・」
扉間「千手一族は愛こそが力になると考える一方で、うちは一族は忍術が何よりも勝るものと考え方をしていた」
  「だがそれは違った・・うちはほど愛を重要視する一族はいなかった」
  「それゆえ、彼らは自ら愛を封印したんだ」
サスケ「どういう意味だ?」
扉間「うちはの者が愛に目覚めた時、彼らはまるでそれらを封じ込めよとしているかのようだった」
  「彼らは千手の愛の力よりも、遥かに強い愛の感情を持っていたんだ」
水月「それに何の問題があるのさ・・そこで千手と仲良くやっていけたんじゃん?」
  「その、愛って力でさ」
扉間「それこそが問題なんだ。彼らの愛の力はあまりにも強力で・・暴走を起こすんだ」
  「うちはの者が愛を失うと、その感情は強い憎しみへとかわりその者に発現するようになった」
  「俺もそういった忍を何人も見てきた。彼らには決まって同じような症状が現れるんだ」
サスケ「症状・・?」
扉間「うちはが愛する者を失う事で経験する絶望によって脳内で生出される特殊なチャクラによって視神経に働きかけ、瞳に変化をもたらすんだ」
  「感情を映し出す眼・・それが写輪眼だ」
  「写輪眼とは所有者の感情に同調し、その者を強くする・・憎しみと共にな」
  「実際にうちはには繊細な者が多い。強い感情を経験した者の殆どが闇に染まり、暗黒面へと墜ちていく」
  「闇は深ければ深いほどその者を強くする・・だが、自身でも制御できなくなる。マダラのように」
柱間「マダラは本当に弟を愛していた・・恐らく、君が兄を愛するよりも強くな」
扉間「何とかうちはの力を里の為に使えることは出来ないかと思ったんだがな・・」
  「里の代わりに彼ら自身を壊していく・・こればかりはどうにも対処できなかった」
  「それでもなお里の為に使える部分はあったがな・・」
柱間「もうその辺にしておけ扉間!純粋なうちはの少年を相手に!」
扉間「里こそが重要なんだ、それは兄者でもわかるだろう?」
万華鏡写輪眼で相手に睨みを利かす。
サスケ「構わない・・俺は純粋でもないし、子供でもない・・」
柱間「・・・・・」
扉間(通常の写輪眼とは違う・・万華鏡写輪眼・・か)
サスケ「初代火影・・今度はあんたに聞きたい」
   「里とは何だ?忍にとっての一番大事なこととはなんだ?」

サスケの質問に表情を変えずにいる柱間。

ナルト619話 確定ネタバレでした。

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ナルト(NARUTO) 確定ネタバレ 618話「全てを知る者たち」 [確定ネタバレ]

ナルト(NARUTO)の618話の確定ネタバレです。
画バレ全連載もきてます。


サスケ、大蛇丸、水月、重悟の目の前に建つのは、今にも倒壊しそうな古びた神社。
神社の印として画かれているのはうずまき一族のマーク。

重悟「誰かが使っているようには見えないな」
水月「建物ぶっ壊れてんじゃん・・まぁ、里から結構離れてるしね」

建物に辺りの様子を察しながら、今から中に入ろうとする神社を見つめている。
と、早々と行動に出たのはサスケ。ギシギシと音を立てながら中に潜るように入っていく。

サスケ「どれだ?」
大蛇丸「どれかしら、探してみるわ」

その対象は、目の前に現れた一面鬼のお面が飾られた壁だった。
30個近くはあるだろうか、大蛇丸は右腕から一匹の蛇を壁に向かわせ1つのお面に絡みついた。

大蛇丸「これね」
水月「ここ、気持ち悪いなぁ・・選んだんなら早く出ようよ」
大蛇丸「そうね、行きましょう・・全ての秘密が眠る場所へ・・」

里外れの神社から離れ、一行は木の葉の里の中を歩く。
頭から胴、足をも覆い隠しているフードのおかげで周りの人々はサスケ達の存在に気付かない。
歩いている途中で、何を思ったのか、サスケが屋根へ跳び、また高い場所へと上っていった。
サスケの至った場所は里を一望できる高い場所。歴代火影たちの顔岩も見える。

サスケ「この里もずいぶんと変わったな・・」
大蛇丸「・・・・・」

里を見下ろすサスケを水月と重悟は不思議そうに見上げている。
一緒になって見上げる大蛇丸は、そのサスケの行動を理解しているような雰囲気だ。

水月「サスケは、何してんの?」
大蛇丸「木の葉崩しの前の私と同じね・・」
水月「え?」
大蛇丸「彼も里も、以前とは全く変わってしまった・・でも彼はここで育った」
   「どうしても戸惑いが出てしまうのよ・・もう一度過去を振り返り決心を固めてるのね」
サスケ「・・・・・」
水月「へぇ、じゃぁ大蛇丸様は必要ないの?」
大蛇丸「?」
水月「少しでも感傷的になって里を潰す決心をする必要さ」

その言葉を聞いて、大蛇丸の口元はかすかに微笑んでいるように見える。

水月「だってさ、考えてもみなよ、ぼく等みたいな強い忍がこうして木の葉に集まってるんだよ。
   今は戦争中で、里には強いヤツもいない・・木の葉を潰す絶好の機会じゃん!」
大蛇丸「そうね・・でも、一つだけ勘違いをしているわ」
重悟・水月「?」
大蛇丸「あなた達はもう、蛇じゃないわ・・」

神妙な面持ちで、言葉の裏に何か寂しそうな意味をこめたような言葉を大蛇丸はつむいだ。

場所は変わって、瓦礫に埋もれた四角い石畳をサスケは瞳術で動かしている。
その石畳には写輪眼のマークが記してあって、その写輪眼のマークを封印するような術式が画かれている。
石は重さのわりに軽くどかされ、下に続く階段が現れては、石は術の効果を失いゴ・・っと音を立て地面に落とされる。

水月「へぇ・・その瞳が無いと開けられないようになってるんだね・・」

瓦礫塗れの辺りを見渡している大蛇丸がつぶやく。

大蛇丸「南賀ノ神社もうちはの場所も跡形も無いわね・・」
サスケ「問題ない・・地下にあるものが目的だからな・・行くぞ」

再び場所が変わり、階段を降りていった一行。
そこは、うちはの集会場だった。部屋には「うちは」と画かれた額が飾られており、
その近くには石碑と燭台2つが置かれている。サスケは2つの燭台に火を灯した。
サスケはマントを脱ぎ、大蛇丸も同じくマントを脱ぎ鬼のお面を片手に周りに呼びかける。

大蛇丸「下がってて・・」

お面を付けた大蛇丸はたちまちチャクラのような燃えるオーラに包まれる。

大蛇丸「!!・・・・がぅああああああ!!!」
   「・・・・!!」

苦しみのあまり悲鳴を上げる大蛇丸の後ろには屍鬼封尽の鬼が大蛇丸をのっとるような形で出現した。
そこで、サスケは以前、大蛇丸との会話を思い出した。

---サスケの回想---
大蛇丸「その巻物の内容を行うには、まず鬼の面が必要になるわ。お面は里外れのうずまき一族の能面堂にあるわ」
   「屍鬼封尽の死神を呼び出し、自分に憑依させるの」
   「そして死神の腹を裂けば、封印は解かれるはず・・私自身が媒体となる必要があるのだけど」
   「でも、封印されていた私の腕が戻って来るはずよ・・」
---サスケの回想終わり---

手に短刀を持ち、死神は動き出した。
迷いもなく、己の腹を裂く。すると5体の封印された魂が勢い良く飛び出してきた。

大蛇丸「ぐぅうう!!」

大蛇丸の腹には死神と同様の傷が、実際に切られたわけでもなく裂けた。
1つの魂が大蛇丸の腕に宿る。あるべき場所へ戻り腕の感覚を取り戻した大蛇丸は叫んだ。

大蛇丸「腕が戻ったわ・・!」
4体の魂が浮遊し、再び回想に入る。

---回想---
大蛇丸「腕が戻れば、また穢土転生であの4人を蘇らせる事が出来る」
   「でも、知っての通り、穢土転生には誰かを犠牲にしなければいけない」
水月「ぁああ!ぼくたちを犠牲にする気だろう!そうだろ!!」
大蛇丸「ふふ、それも悪くないかもね。でももっといい手段があるわ」
   「まだ、あなたたちには見えないはずだけど」
---回想終了---

鬼の面を外すと屍鬼封尽の死神が消え、大蛇丸は焦るように3人に呼びかける。
相当な力が要るのだろう、大蛇丸の口からも血が出ていて、汗も酷い。

大蛇丸「重悟、サスケ、水月・・準備は良いわね!!」
重悟「あぁ、」

仙術化した重悟の右腕をサスケの右肩に当てる。
するとズズズと音を立てながら、白ゼツが姿を表す。その数、6体。
大蛇丸の言葉を再び振り返る

---回想---
大蛇丸「重悟、サスケに呪印の力を与えなさい」
   「そうすれば、チャクラに反応してサスケ君を見張る為の白ゼツが姿を表すはずだわ・・」
---回想終了---

白ゼツ「くそっ!何故わかった!!」
大蛇丸「さんざん柱間の細胞で実験を行ってきたんだもの・・あなた達のことだってわかるわ、感知する方法だってね」
   「やっぱり、6体いたようね・・予想通りトビはかなり用心深いようね・・」

イタチの幻術により動かなくなったカブトを思い出す大蛇丸。

大蛇丸「カブトからチャクラを吸収した時、彼の持つ情報も吸収したのよ」
   「彼はあの時すでに、サスケ君に6体の白ゼツがいる事を調べ上げていたわ」

そして、大蛇丸は穢土転生を一気に4人行えるように術式を床に画き、4体の白ゼツを犠牲にさせるために床に縛り付けた。
残りの2体は重悟と水月によって動けなくなっている。

大蛇丸「重悟、水月、その2体のゼツをしっかり見てるのよ」
水月「了解しましたっ、大蛇丸様!」
重悟「わかった」

重悟に取り押さえられている白ゼツはチャクラを吸い取られ、体ごと持っていかれそうになっている。
水月に取り押さえられている白ゼツは手で大きく口を無理やり開かせている。

―私はその4人のDNAを持っている、でも本当の意味で彼らを手に入れたいのよ―

大蛇丸の以前の言葉だ。

そして大蛇丸の術は展開する。

大蛇丸「穢土転生の術!」
白ゼツ4体「ぐぁあああああ!!」

それぞれの白ゼツが苦しみもがくが、動きを封じ込められているので全身で苦しみを表せない様子。
白ゼツの中に4体の魂が入っていく。そして蘇る人間を模して体が出来上がってくる。

大蛇丸「きたわ!」

そう言うと蛇の本体を血まみれの体から這い出し、水月の捉えている白ゼツへと入っていく。
大蛇丸に取り込まれた白ゼツはみるみると大蛇丸そのものへと変貌していく。

大蛇丸「全てを知る者たちよ・・」
   「歴代の火影たち・・」

彼らの前に現れたのは歴代の火影たち。
千手柱間、千住扉間、猿飛ヒルゼン、波風ミナトの4人だった。

ナルト618話 確定ネタバレでした。

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