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ナルト(NARUTO) 確定ネタバレ 618話「全てを知る者たち」 [確定ネタバレ]

ナルト(NARUTO)の618話の確定ネタバレです。
画バレ全連載もきてます。


サスケ、大蛇丸、水月、重悟の目の前に建つのは、今にも倒壊しそうな古びた神社。
神社の印として画かれているのはうずまき一族のマーク。

重悟「誰かが使っているようには見えないな」
水月「建物ぶっ壊れてんじゃん・・まぁ、里から結構離れてるしね」

建物に辺りの様子を察しながら、今から中に入ろうとする神社を見つめている。
と、早々と行動に出たのはサスケ。ギシギシと音を立てながら中に潜るように入っていく。

サスケ「どれだ?」
大蛇丸「どれかしら、探してみるわ」

その対象は、目の前に現れた一面鬼のお面が飾られた壁だった。
30個近くはあるだろうか、大蛇丸は右腕から一匹の蛇を壁に向かわせ1つのお面に絡みついた。

大蛇丸「これね」
水月「ここ、気持ち悪いなぁ・・選んだんなら早く出ようよ」
大蛇丸「そうね、行きましょう・・全ての秘密が眠る場所へ・・」

里外れの神社から離れ、一行は木の葉の里の中を歩く。
頭から胴、足をも覆い隠しているフードのおかげで周りの人々はサスケ達の存在に気付かない。
歩いている途中で、何を思ったのか、サスケが屋根へ跳び、また高い場所へと上っていった。
サスケの至った場所は里を一望できる高い場所。歴代火影たちの顔岩も見える。

サスケ「この里もずいぶんと変わったな・・」
大蛇丸「・・・・・」

里を見下ろすサスケを水月と重悟は不思議そうに見上げている。
一緒になって見上げる大蛇丸は、そのサスケの行動を理解しているような雰囲気だ。

水月「サスケは、何してんの?」
大蛇丸「木の葉崩しの前の私と同じね・・」
水月「え?」
大蛇丸「彼も里も、以前とは全く変わってしまった・・でも彼はここで育った」
   「どうしても戸惑いが出てしまうのよ・・もう一度過去を振り返り決心を固めてるのね」
サスケ「・・・・・」
水月「へぇ、じゃぁ大蛇丸様は必要ないの?」
大蛇丸「?」
水月「少しでも感傷的になって里を潰す決心をする必要さ」

その言葉を聞いて、大蛇丸の口元はかすかに微笑んでいるように見える。

水月「だってさ、考えてもみなよ、ぼく等みたいな強い忍がこうして木の葉に集まってるんだよ。
   今は戦争中で、里には強いヤツもいない・・木の葉を潰す絶好の機会じゃん!」
大蛇丸「そうね・・でも、一つだけ勘違いをしているわ」
重悟・水月「?」
大蛇丸「あなた達はもう、蛇じゃないわ・・」

神妙な面持ちで、言葉の裏に何か寂しそうな意味をこめたような言葉を大蛇丸はつむいだ。

場所は変わって、瓦礫に埋もれた四角い石畳をサスケは瞳術で動かしている。
その石畳には写輪眼のマークが記してあって、その写輪眼のマークを封印するような術式が画かれている。
石は重さのわりに軽くどかされ、下に続く階段が現れては、石は術の効果を失いゴ・・っと音を立て地面に落とされる。

水月「へぇ・・その瞳が無いと開けられないようになってるんだね・・」

瓦礫塗れの辺りを見渡している大蛇丸がつぶやく。

大蛇丸「南賀ノ神社もうちはの場所も跡形も無いわね・・」
サスケ「問題ない・・地下にあるものが目的だからな・・行くぞ」

再び場所が変わり、階段を降りていった一行。
そこは、うちはの集会場だった。部屋には「うちは」と画かれた額が飾られており、
その近くには石碑と燭台2つが置かれている。サスケは2つの燭台に火を灯した。
サスケはマントを脱ぎ、大蛇丸も同じくマントを脱ぎ鬼のお面を片手に周りに呼びかける。

大蛇丸「下がってて・・」

お面を付けた大蛇丸はたちまちチャクラのような燃えるオーラに包まれる。

大蛇丸「!!・・・・がぅああああああ!!!」
   「・・・・!!」

苦しみのあまり悲鳴を上げる大蛇丸の後ろには屍鬼封尽の鬼が大蛇丸をのっとるような形で出現した。
そこで、サスケは以前、大蛇丸との会話を思い出した。

---サスケの回想---
大蛇丸「その巻物の内容を行うには、まず鬼の面が必要になるわ。お面は里外れのうずまき一族の能面堂にあるわ」
   「屍鬼封尽の死神を呼び出し、自分に憑依させるの」
   「そして死神の腹を裂けば、封印は解かれるはず・・私自身が媒体となる必要があるのだけど」
   「でも、封印されていた私の腕が戻って来るはずよ・・」
---サスケの回想終わり---

手に短刀を持ち、死神は動き出した。
迷いもなく、己の腹を裂く。すると5体の封印された魂が勢い良く飛び出してきた。

大蛇丸「ぐぅうう!!」

大蛇丸の腹には死神と同様の傷が、実際に切られたわけでもなく裂けた。
1つの魂が大蛇丸の腕に宿る。あるべき場所へ戻り腕の感覚を取り戻した大蛇丸は叫んだ。

大蛇丸「腕が戻ったわ・・!」
4体の魂が浮遊し、再び回想に入る。

---回想---
大蛇丸「腕が戻れば、また穢土転生であの4人を蘇らせる事が出来る」
   「でも、知っての通り、穢土転生には誰かを犠牲にしなければいけない」
水月「ぁああ!ぼくたちを犠牲にする気だろう!そうだろ!!」
大蛇丸「ふふ、それも悪くないかもね。でももっといい手段があるわ」
   「まだ、あなたたちには見えないはずだけど」
---回想終了---

鬼の面を外すと屍鬼封尽の死神が消え、大蛇丸は焦るように3人に呼びかける。
相当な力が要るのだろう、大蛇丸の口からも血が出ていて、汗も酷い。

大蛇丸「重悟、サスケ、水月・・準備は良いわね!!」
重悟「あぁ、」

仙術化した重悟の右腕をサスケの右肩に当てる。
するとズズズと音を立てながら、白ゼツが姿を表す。その数、6体。
大蛇丸の言葉を再び振り返る

---回想---
大蛇丸「重悟、サスケに呪印の力を与えなさい」
   「そうすれば、チャクラに反応してサスケ君を見張る為の白ゼツが姿を表すはずだわ・・」
---回想終了---

白ゼツ「くそっ!何故わかった!!」
大蛇丸「さんざん柱間の細胞で実験を行ってきたんだもの・・あなた達のことだってわかるわ、感知する方法だってね」
   「やっぱり、6体いたようね・・予想通りトビはかなり用心深いようね・・」

イタチの幻術により動かなくなったカブトを思い出す大蛇丸。

大蛇丸「カブトからチャクラを吸収した時、彼の持つ情報も吸収したのよ」
   「彼はあの時すでに、サスケ君に6体の白ゼツがいる事を調べ上げていたわ」

そして、大蛇丸は穢土転生を一気に4人行えるように術式を床に画き、4体の白ゼツを犠牲にさせるために床に縛り付けた。
残りの2体は重悟と水月によって動けなくなっている。

大蛇丸「重悟、水月、その2体のゼツをしっかり見てるのよ」
水月「了解しましたっ、大蛇丸様!」
重悟「わかった」

重悟に取り押さえられている白ゼツはチャクラを吸い取られ、体ごと持っていかれそうになっている。
水月に取り押さえられている白ゼツは手で大きく口を無理やり開かせている。

―私はその4人のDNAを持っている、でも本当の意味で彼らを手に入れたいのよ―

大蛇丸の以前の言葉だ。

そして大蛇丸の術は展開する。

大蛇丸「穢土転生の術!」
白ゼツ4体「ぐぁあああああ!!」

それぞれの白ゼツが苦しみもがくが、動きを封じ込められているので全身で苦しみを表せない様子。
白ゼツの中に4体の魂が入っていく。そして蘇る人間を模して体が出来上がってくる。

大蛇丸「きたわ!」

そう言うと蛇の本体を血まみれの体から這い出し、水月の捉えている白ゼツへと入っていく。
大蛇丸に取り込まれた白ゼツはみるみると大蛇丸そのものへと変貌していく。

大蛇丸「全てを知る者たちよ・・」
   「歴代の火影たち・・」

彼らの前に現れたのは歴代の火影たち。
千手柱間、千住扉間、猿飛ヒルゼン、波風ミナトの4人だった。

ナルト618話 確定ネタバレでした。

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